【実体験】2018年に育児休業を取った男の話

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【男の育児休業】私が育児休業を取った理由
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hisa-shin(ひさしん)
育児ランナー
育児ランナー(自称)として活動中。
フルマラソン3時間19分。子供2人。
育児中でも効率的なトレーニングで自己ベスト達成。
育児とマラソンの両立を目指し試行錯誤中。

まずは下のグラフをご覧ください。

こちらは厚生労働省が公開した「令和2年度雇用均等基本調査の結果」における、男性の育児休業取得率のグラフです。

出典:令和2年度雇用均等基本調査

このグラフを見る限りでは令和2年度で12.65%まで上がっています。

取得した期間までは分かりませんが、

男性も育児休業を取るのが少しずつ当たり前になってきた

というのが分かります。

コロナ禍と言うこともあり、日中に家にいるのが当たり前になったという影響もあると思います。

それでも育児休業を取るのをためらう

そう考える男性の方は多いのではないでしょうか?

また、「社内で初めての男性育休」というケースが大半だと思います。

私も第2子誕生の時(平成28年・2018年)に育児休業を取りました。期間は3ヶ月間です。

当時は男性で育児休業を取る人は2〜3%でごく僅かでした。

当然、社内でも男性の育児休業は初でした。

そこで今回は、

・男性の育児休業ってどうなの?
・育児休業を取りたいから背中を押して欲しい!

と思っている方に向けて、私の実体験を書いていきたいと思います。

なお、今回は育児休業中の生活については書いていません。書くと長くなると思いますので別の機会に書いていきたいと思います。

目次

当時の私の状況

私達夫婦の実家はどちらも遠方です。

第1子の時は里帰り出産をしました。

ただ、第2子の時は里帰り出産しないで産むことにしました。

理由は下記のとおりです。

・妻の実家は親の介護がある
・私の実家は父しかいない
・そのため親の援助を得るのは難しい

出産後落ち着くまでは私が第1子の面倒見る必要があるため、育児休業を取ることに決めました。

始めは半年くらい休むことも考えました。

しかし妻が言うには、

・二人ともずっと家にいるとケンカばっかりしそう 
・第1子の経験もあるし、出産後の大変な期間を乗り切れればOK

という、妻の力強い(?)言葉をいただき、3ヶ月間だけにしました。

大事なのは夫婦の共通認識。

いざ会社に切り出そう

会社(上司)に言ったのは少し唐突な感じでした。

夏が出産予定日だったのですが、その5ヶ月前に別の部署に異動することになりました。

そこで新しい上司と面談することになりました。

一通りの引き継ぎ等の話をした後、

来月から異動するにあたって、何か他に聞きたいことある??

実は・・・7月に第2子が産まれるので育児休業を取りたいのです。

えっ!そうなの!!

新しい上司にしたらびっくりですよね。

ただ、こういう面談の場が自然とあったので話はしやすかったです。

その後は意外とトントン拍子で話が進んでいきました。

会社に切り出すことが高いハードルの一つ。ある程度の勢いも必要。

お金の問題は大丈夫?

育児休業を取得すると、当然会社からの給料は無くなります。

その代わりに育児休業給付金を国の制度としてもらうことができます。

・育児休業給付金はざっくり給料の6割ちょっと
・非課税のため税金や社会保険料が引かれない
・そのため手取り額としてはそこまで変わらない

ただ、注意するのは育児休業給付金は少し遅れて振り込みされるところです。

12月の休業期間→その分は2月以降に振り込みされる

といったイメージです。

特に出産前後はお金が出ていくことが多いため、最低限の貯金はあった方が良いです。

ただ、ぶっちゃけお金は何とかなるものです。

我が家もそこまで貯金が多かったわけではないですが、困ったという感じはありませんでした。

ある程度の貯金は必要だけど心配するほどではない

お金の問題に関しては色々なサイトで、実際の金額が記載されています。

ただそれらを見ても不安は消えないと思います。

あまり身勝手なことは言えませんが、ざっくり「なんとかなる」と思っておくくらいで良いのかなと思います。

仕事への影響は?

休んでいる間は当然、人事評価の対象にもなりません。

そのためのデメリットはあります。

・出世は人より遅れる
・賞与は他の人より少ない

あとは周りへの影響もあります。

休んでいる間の仕事は誰かに頼むことになるので、その人への負担も多くなります。

育児休業は労働者の当然の権利ですが、

自分が休めるのは周りの人のおかげ

と言う気持ちは忘れてはいけません。

復帰後に仕事についていけるかと言う心配もあると思います。

私の場合はここは全く問題ありませんでした。

むしろ早く家に帰りたい気持ちから、仕事を効率的に進められるようになりました。

育児は仕事にもプラスになる

育児休業を取ってどうだった?

これは自信を持って言えます。

育児休業を取って良かった

もちろん育児休業中の生活で失敗はあります。

ただ、今思えば育児休業を取って本当に良かったです

良かったこと①:子供がなついてくれる

子供が親になつくのは当たり前じゃないの?と思うかもしれません。

ただ世間では「ママの寝かしつけじゃないと寝ない」という子供がいます。どうしてもママの方が子供いる時間が長いですからね。

でも「パパと寝たい」と我が子が言ってくれるのにちょっと優越感すら感じています。

子供が小さい頃から私になついていたことにより、妻も休日に一人でお出かけできるという安心感があったみたいです。

良かったこと②:会社で一目置かれる

これはメリット・デメリットあるのですが、会社からはイロモノとして見られます。

実際に私が育児休業を取った時の上司が他部署の人から下記のことを言われたそうです。

・先進的な考えを持っているね
・いざとなったら仕事を放り出すのでは

評価する人もいれば、評価しない人もいるわけですね。

ただ、嬉しかったのは私の後輩(男性)が育児休業を取ったことです。

「〇〇さんが育児休業を取ったのが後押しになりました」と言われた時は本当に嬉しかったです。

少なからず良い影響を与えていたんだと思いました。

良かったこと③:多面的な考えができる

これは自分が育児休業を取ることにより、女性の大変さが分かったことにより得られたことです。

単純な話として、物事を経験していない人よりも、経験した人の方が物事を多面的に見ることができます。

そのため、育児休業を取っていないあの人より、育児休業を取った自分のほ方が色々な考えができます。

男性の育児休業は当たり前

家庭環境は人それぞれなので、みんながみんな育児休業を取る必要は無いとは思います。

ただ、

・自分をお墓に入れてくれるのは会社ではなく家族
・子育てを女性にひとり占めさせてしまうのはもったいない
・子育ての楽しさや苦労を分からないまま子供が巣立ってしまうのはもったいない

子育てというのは大変ですが、やっぱり子供はカワイイです。

育児休業を取るか取らないか。迷っているならもう答えは決まっています。

私は育児休業を取ることをオススメします。

そしてこの記事を通してより多くの男性が育児休業を取得してくれたら嬉しいです。

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